犬日記

役に立つことは書かれていない日記

年末年始ダイジェスト

横着チョコ

今年もなんとか無事明けた2016年、今更ながらのあけましておめでとうございますです。
去年は世界中で異常気象だといわれていましたがそれはここカナダも同じで、雪のないクリスマスは云十年ぶりだとかでカナディアンたちがざわついていました。
晦日には東京なら電車が全線ストップする程度のささやかな積雪があったので新年は雪国らしく雪景色で迎えましたが、本日またも気温は急上昇で6度を記録、おもての雪もほとんど溶けてしまい、またもカナディアンたちがざわ・・・ざわざわ・・・している様子を観察する毎日です。


なにはともあれ初めて体験する海外での年越し、娘も出来たのだしここはひとつ記念となるような素敵なお正月にするべく気合を入れて準備を・・・なんてめんどくさいことを私が当然するわけもなく、大掃除も年越し蕎麦もおせちも雑煮もすっ飛ばし、大晦日トロントにある日本人スーパーまで出向いて1万円分ほど爆買いしてきた日本のお菓子と作り置きしたカレーを食べ続けながら例年通りひたすらゴロゴロしていました、あー生き返る、やっぱり正月はこれに限りますな。チョコ菓子はたけのこの里に限りますな。


そんな寝正月を過ごす我が家に連動するかのごとく、カナダの街は12月26日のボクシング・デー(クリスマスの翌日に募った寄付のプレゼント箱を開けるためその名前がついた日で、現在ではバーゲンセールの代名詞みたいにもなっているカナダの祝日。新年大安売り的にあちこちのお店がにぎわう)のにぎわいを最後に一気に静かになりました。
こちらに来てから初めて街の様子が静かになったので最初は何事かと思ったのですが、よーく思い返してみるとちょうど引っ越してきた9月中頃からの3カ月間はサンクスギビング・デー→ハロウィン→クリスマスと年中行事が続くため、カナダが最も浮かれまくっている時期だったわけで、なにも知らずにたまたま引越してきた時と重なったため、事情を知らずに生活しているとただただ毎日お祭り騒ぎ(またはその準備)をしているようにしか見えず



「ここの住民はほんまに遊ぶことばっかり一丁前で、ちっとはまじめに働かんかい!」



と、amazonの荷物すら時間通りに来なかった、というか道がわからなくて連絡もなく勝手に荷物を持って引き返されたことも相まってギーギー切れていたのですが、浮かれているのにもそれなりの事情があったようです。



ただ静寂が戻ったからといって人々の雑さが急に改善されるわけではないようで、やっぱり時間通りに来ないのはどういうわけなのか、告知もなしに地下の駐車場の工事を始めて車が出せなくなるのはなぜなのか、間違い電話に「間違ってますよ」と丁寧に応対したのに3秒後にまたかかってくるのはどういうことなのか、その後もBOTなのかと思うほど何度もかかかってくるのは最早嫌がらせではないのか等、究明しなくてはならない謎に新年早々満ち溢れています。
2016年も波乱に満ちた生活になるのはおそらく避けられない運命である事を覚悟しつつ、とりあえずたけのこの里と緑茶を味わいながら脳内で作戦をねりねりする今日この頃です。



チョコ写真。
横着して寝そべったまま水を飲むチョコ。
水飲むだけならまだしも、かまってほしい時も寝そべったまま前足で空を切って人間を呼ぶチョコの姿に「それでも狼の末裔かお前は!」と突っ込みながらゴロゴロ転がるホモサピエンスのなれの果ての私です。