筋肉チョコ

この界隈だけでも黒柴は５匹ほどいますが、チョコは１番ケンカが強いです。
ケンカといっても本気の噛み合いではなく、遊びのケンカ、遊びの噛み合いです。
人間の目からはルールがわかり辛いので、根気よく観察していたのですが、どうやら倒された方の負け、お腹を見せた方の負け、逃げた方の負け、そして耳を噛まれると負けといったルールが存在するようです。
で、チョコはといいますと、佑太が最強犬を目指し、日々走りこみや引き運動を行なった結果、柴犬の世界だけでなく大型犬も含めどうやらこの界隈の横綱になったようで、公園デビューした頃のやんちゃな可愛らしさは失せ、偉そうに、そして誇らしげに悠々と公園を歩きます。
はじめの頃のようにはしゃいだり、興奮する事は今はなく、まだ子犬のくせにいっちょまえに横綱犬としての自覚があるチョコはすまし顔で他の犬たちに胸を貸すのです。
他の飼い主さんたちからは「チョコちゃんはいい子で大人しいし強くてすごいね」と誉めていただいていますが、家での甘えている姿をみなさんに是非見せて差し上げたいと言われる度に思います。
家の中じゃみんなの膝に乗っかり、抱っこをねだって甘えて舐め舐め、トイレに行くにも部屋に行くにも後ろからついてくるくせに、何だこの偉い違いはといつも不思議に思います。
抱っこして撫でながら「プライドの高い奴め」と言っても、「何の事でしょう？」と目を細めて私をべろべろ舐めるチョコ。
とても同じ犬だとは思えないです。

チョコ写真。
ゲートの向こうのリビングを見つめるチョコ。
この小さな写真では分かりにくいかもしれませんが、筋肉ムキムキのマッチョガールで、いつも「男の子ですか？」と言われてしまうほど。
メスの柴犬も公園にはたくさん来るのですが、だいたい体重は２kgほど重く、体も一回り大きいので、飼い主から見てもメス犬には見えないです。