奥歯カユカユ

チョコももうすぐ生後５ヶ月。
今月に入ったあたりから乳歯が抜けてきていて、前歯の辺りがプラプラしていたりで、どんどんと大人になろうとしています。
しかし抜けると言っても一斉に抜けるわけではないので、一本抜け新しい歯が生え、また一本抜けといった感じで、少しづつ生え変わっていっています。
最初に抜け出したのは前歯の周辺で、いつものヒモ引っ張り遊びの最中、ふと見ると血に染まった紐のおもちゃにギョッとしたものです。
最近ではチョコも私たちも歯の抜け変わりに慣れ、口をモゴモゴしていると軽く触診し確認する程度で終わらせていたのですが、昨日あたりからどうもチョコの様子がおかしいのです。
しきりにオッサンみたいに口をクチャクチャと動かし、何か歯に挟まったような動きをする上、何度も何度も口の横辺りを手で掻いて嫌がるのです。
おかしいと思ったのですぐさま口を開かせみてみると、どうやら今回は奥歯が生え変わるようで、奥の方の歯がグラグラしていました。
ただの生え変わりなのになにが嫌なのかと様子をみていたところ、どうやら前歯と違い丈夫な奥歯はグラグラしたままなかなか抜けきれず、しかも食べ物やらおもちゃにもっともあたりやすい場所なので気になって仕方が無いようなのです。
そうはいっても引っこ抜くわけにもいかないし、自然に下の歯が伸びてくるのを待つしかなく、私にはどうしてもやれません。

『ごめんよチョコ、でもそれは生えてくるのを待つしかないんだよ』

と言うと、チョコは悲しそうな目で「でも嫌なの」というような顔をしました。
そんな目をジーっと向けられた上、やんわりと前足で私を叩いて何とかしてと訴えてくるものですから、こっちとしても心苦しくて仕方ないわけです。
しかし、自分の子供時代、生え変わってきていた乳歯を無理矢理引っこ抜いたものの、根っこが残っていて、大人になった時に歯茎に生えてきた経験を持つ私としては（しかもそこが虫歯になって治療が大変だった）やはり無理矢理抜くのは得策ではないと考え、何とかチョコを落ち着かせて眠らせ、明日まだ嫌がるようなら獣医さんに連れて行こうと思ったのですが、翌朝、口を開かせるともう新しい歯の先っぽが見え、やっと安心しました。
これでほとんどの歯も生え変わり、もうすぐチョコも大人になる事でしょう。

チョコ写真。
いつも変な寝方をするチョコ。
苦しくないんだろうかと思うのですが、本人は気持ちよさそうに眠っています。