犬日記

役に立つことは書かれていない日記

チョコの新技

ikuko22004-04-04

歩いて5分の近所にもスーパーはあるのですが、もっと遠くにある歩いて30分の場所には安いスーパーがあるので、荷物もちがいる土日にはそちらで食材を購入しています。
当然チョコは留守番なので、滅多に遊べない珍しいおもちゃをあてがわれ置いていかれます。
最初の頃は理解できなかったみたいですが、現在では私たちが出かけるという事はどうやら分かっているみたいで、ゲートの向こうから「なんや〜でかけるんかい」とでもいいたげなブスッとした表情でつまらなそうにこちらを睨んで見送ってくれるチョコですが、正直、犬同伴OKのスーパーなら多少無理してでも連れて行きたいのはこっちの方で、このところチョコは不可思議なことをしでかしてくれるのです。
というのも、先週、どういうわけかキチンと閉めたはずの私の部屋に侵入し、自分用のベッドで眠っていまして、佑太にも「留守番させる時はちゃんと扉を閉めてよね、だらしないなあ」と文句を言われたのです。
これには大変不愉快な思いをしました。
なぜなら私は自分の部屋に勝手に入られてチョコが危険な目にあうといけないと思い、ひとりにする時は必ず部屋の扉がキチンと閉まっているか確認しているからです。
私の部屋の扉はノブを横に回転させて押すタイプのものですが、半開きになっていたらチョコは扉を押して入ってくる事があるのも知っていましたし、常日頃気をつけています。
しかし、何かの拍子に半開きになったのか、はたまた私の記憶違いか、チョコは留守中に勝手に侵入していた事実は事実なので、とりあえずその場では誤りちゃんと確認すると言いはしましたが、何度考えてもちゃんと閉めたとしか思えないのです。
その後も「なんや納得いかへんわあ」ともやもやした気持ちのまま過ごしていたのですが、昨日、そのもやもやは解消されました。
だって帰ってきたら佑太もQBも確認した扉の中にチョコが入っていたのですから(ちなみは私はいやみったらしく3回確認しました)
「ほらーやっぱり私はちゃんと閉めてたんだってば」といっても、でも犬が扉を開けるはずがないと言うふたり。
それでも私は確信していました。
このずる賢いチョコのこと、絶対こいつがやったに違いないと。
そしてそう考えた私は、いつもより早く部屋に引き篭もり、わざと佑太も部屋に招待し、仲良く遊んでいるふりをしてみたのです。
最初はキューンキューンといつもの甘えた声で「なかまにいれてー」とせがみだし、その次はカリカカリカリと軽く扉を叩く音、自力で入ろうとしています。
そうしてまだかまだかと待ちわびていたその時、それはやってきました。


ガチャガチャガチャ、カチャリ。


そう、チョコはジャンプをしてドアノブを回転させ、さらに扉を前に押し見事に扉を開けて見せたのです。
確信していた私は「やはり」と思いましたが、佑太とQBは怒るのも忘れて口をアングリと開けて驚いていました。
多分、私たちが扉を開けている仕草を見て自然に覚えたのでしょうが、まさかここまでやるとは。
もう少しでクイーンオブだらしないの濡れ衣を着せられそうになった私は、やはり犬は侮ってはいけないと強く思うのでした。



チョコ写真。
桜の木の下のチョコ。
私たちがおにぎりを食べている間、オスワリをしてじっと睨んでいました。
「これはお前の食べ物じゃないの!」というとチェッという顔して横座りになります。