流血の惨事

草木も眠る丑三つ時ではありませんが、私的には丑三つ時の午前１１時。
いつものように眠っていると遠くの方から何か音がしています。

シャッ…シャッシャ…シャッ…シャッシャッシャ……

なんだろうなんだろうと夢の中で考え始めた途端、ハッ気がつき慌てて飛び起きた時はもう手遅れで、チョコの頭には５ｃｍほどのアルシンドの様なハゲが出来ており、そのハゲには血が滲んでいました。
このところチョコはやたらと頭をかいていて、あまりに激しく引っ掻いた時などは爪の痕のハゲも出来ていたのでかかないせないようにと気をつけてはいたのですが、まさかこんなケロイド状に血が滲むまでかくとは思ってもいなかったので、寝起きにそれを発見した時はなにが起きているのか一瞬理解できないほどでした。
すぐさま病院へ連れていったところ皮膚病やダニによるものではないらしく、今は原因を特定出来ないとお医者さんに言われました。
考えられるとしたら今食べているドッグフードが合わなくてアレルギー反応を起こしているか、耳の中もかいていることと耳の奥に少し耳垢があるのでそれが痒くて禿げるまでかいてしまったかもしれないとの事です。
ドッグフードの場合はどうしても個体差がありいいものでも合わない場合もあるらしく、耳が原因の場合は、犬は耳の奥まではかけないので痒みが取れない場合頭や首など別の部分を気がすむまでかき続け、また犬は痛みに鈍いこともあって血が滲むまでかいてしまうこともあるとのことでした。
どちらも可能性はゼロではなく、お医者さんとしてもすぐに特定できるような原因ではないと言う事なので、取り敢えずは痒み止めの注射と抗生物質の注射、それと耳の洗浄をしてもらい、ドッグフードはアレルギー犬用のものを1.5kg分も試供品としていただいてきました。
痛々しいケロイド状態のハゲを見ながらおろおろする人間をよそに本人はといいますと、注射が効いているのか耳洗浄のお陰なのか、あれ程痒がっていたのが嘘のようにケロッとしています。
しかし、しばらくは原因究明のために気は抜けません。

チョコ写真。
何事もなかったかのように爆睡するアルシンドチョコ。
女の子なのにハゲになっちゃって…と心配する飼い主をよそに気持ちよさそうにイビキをかいて寝ています、やれやれ。