犬日記

役に立つことは書かれていない日記

QBと私(不健康編)

ikuko22005-01-13

同居人のQBの好物はうまい棒とコーラで、健康オタクの私はしょっちゅう彼の健康について口をだします。
そういうものはあまり食べない方がいいよとか、もうちょっと運動した方がいいよなど。
現在ではそういった私の小言を全て素直に聞いてはいますが、一昨年の夏あたりまではこれっぽっちも聞かず、なにか言われるたびに「そうだねー」と「でも仕事が忙しくて」を言い訳にしていたQBなのですが、ある日の出来事をきっかけにとても素直になりました。
「ある日」、それはまだ我が家に体脂肪計がなかった頃の事ですが、その頃のQBはというと仕事が忙しいのを理由に、寝る前にお菓子(たいていはポテトチップスやドンタコス)と、不健康になりたいのだろうかと思わせるような飲み物(珈琲またはフルーツ牛乳やコーラ)を毎晩と言っていいほど食していました。
大学を卒業し就職して3ヶ月、初めての社会人生活とあって何かとストレスもあるのだろうと最初は見守っていたのですが、4ヶ月目に突入しても5ヶ月目に突入してもいっこうに治まる気配がないので、「ある日」こう切り出したのです。



『QB、その食生活はどう考えても不健康だよ、それに絶対軽肥満、もしくは肥満に近い状態だと思うよ』



するとQBはポテトチップスを片手にこう応えました。



「でもでも、体重は標準体重なんだよ〜」



体重は標準かもしれませんが、入社してから確実にQBはマシュマロマンに近づきつつあります。
ですのでそれは内臓脂肪が多いのではとか、確かに太ってはないけどズボンから肉がはみ出てるなどと指摘しても、尚、標準体重だと言い張るので、だったら体脂肪計を買ってきてと頼んだのです。
ちょうど私もその頃「リネージュ」漬けで、運動は水泳以外あまりしておらず、体脂肪が気になっていたので近くの大型量販店にいって即購入、即計測。
すると、標準体重QBの体脂肪は



「あ…あ、あ、あ、ああぁぁぁぁ〜〜〜〜」



蒼ざめるQBの足元を覗くと、優に20%は超えていまして体脂肪計のメモリは「肥満」の場所でチカチカ点滅しており、かなりショックの色が隠せないようでした。
『ね、だから言ったとおりでしょ』と私が言うと、QBは真っ青な顔のまま



「俺も一緒に水泳やる」(←当時から私は通っていた)



といい、うまい棒もコーラもやめ、健康的に運動するようになったのでした。




あれから2年半が経ち、QBはすっかり見た目も体脂肪もスマートにはなり、私が○○が身体にいいらしいよというと耳を傾け、運動したほうがいいよというと週末はチョコを連れて2時間ほどウォーキングへ行ったりと、自らすすんでやるようになりました。
しかし相変わらず言い訳癖は直らないので、QBの未来の嫁さんには「言葉より数字で諭せ」と取り扱いを教えてあげようと思っています。



チョコ写真。
抱っこしてもらううちにウトウトしてきたチョコ。
冬場は暖かいので特に抱っこが好きです。
急に大人しくなったなと思うともう寝ています。