犬日記

役に立つことは書かれていない日記

ぷっちん騒動

ikuko22007-01-25

チョコは大変食い意地がはっていて、一度も与えたことがないというのに人間が口元に運んでいる「それら」が食べ物だということをよく知っています。
つぶらな瞳で頂戴なと懇願するぐらいならまだ可愛いもんで、視線に耐えかねた人間たちがチョコを見ないようにすると、対象者の膝に顎を乗せてきてアピールし始めます。それでももらえないものだからと、仕舞いには対象者の目の前にやってきてお座りして健気に待つという、犬を飼うというのはある意味では精神修行に等しいのではないかと思い、日々自分と戦っています。
今日のチョコの獲物は私が美味しそうに食べている「プッチンプリン



『プリンといえばプッチンプリン、っていうかそれ以外はプリンとは断じて認めない』



と、幼少の私に言わせしめるほどの魅惑的な魔力を放つプッチン野郎(そのくせカラメルの部分が嫌いでいつも残す)なのですが、コンビニに行ったらとんでもない姿になって売られているではないですか。
通常110gのプリンがな、なんと400gと大増量、そのあまりの魅力に気がついたら手に2個持ってレジに並んでいました。
まんまとグリコの罠にはまって帰宅したわけですが、特に甘いものの匂いに反応するチョコの目の前でこんなものを食べるなんてさぞ居心地が悪いことになるだろうと思った私は、チョコの出迎え興奮が収まるのを待ち、ぐっすり眠ったのを確認してから起こさないように静かにリビングに行き、ソーッとプリンの蓋を開け最初の一口を放り込もうとしたのです。
すると左後方の視界の隅っこに黒いもぞっとしたものが見え、振り返ると恨みがましそうに私を見つめる犬の姿。
帰宅してすぐ食べたいのを2時間も我慢してたのは一体・・・と思いつつ、その後は痛い視線を受けながらプリンを食べ続けたのはいうまでもありません。



チョコ写真。
美味しそうな匂いのプリンに向かって熱い視線を送るチョコ。
あまりにもしつこく欲しがるので



「これは犬の食べ物じゃないの、人間になったらあげるから早く変身してきなさい」



といいながら食べ続けましたが、半分ぐらいで気持ち悪くなって降参。
好物ってたくさん食べられたら幸せとは限りませんね。