リーダーと遊び相手と逃げ場所と私

チョコの視点から見る我が家の序列は、１番上に怒らせるとこの世の誰よりも怖いリーダーの私、２番目に１番面白い遊びをしてくれるけど怒ると怖い佑太、そこからずーっと下に降りてあんまり家にいないけど朝ご飯と夜の散歩には行ってくれてちっとも怒らないQB、そしてそのQBのちょびっとだけ下にチョコがいます。
数字で表すと私が１０、佑太が７、QBが２、チョコが１ぐらい、数値の大きさによって態度も命令の聞き具合も全然違います。
いつだったかQBがお座りをさせようと「オスワリ！オスワリ！」と連呼している現場を見ていたところ、私の方に振り向き

「ikukoさん、なんかいってますよコイツ」

という表情で見つめられたこともあります。
見かねて私が『チョコお座りだってよ』というとサッと座って尻尾をパタパタ。
あれにはさすがにQBも傷ついたらしく、それ以来怒らないといけない時などは多少厳しくなりましたが、一度ついたイメージはそうそう拭えないみたいで今でもご飯や散歩以外の時は命令の聞きが悪いです。
そんなトホホなQBですが、場合によってはチョコの優先順位が逆転することもあります。
それは私がチョコを怒っている時で、私が怒ると佑太も怒ることを知っているのか、まっさきにQBの部屋に駆け込んでQBの後ろに隠れるのです。
舐めたり寄り添ったりと一生懸命QBに甘えるチョコの姿を見る度に、犬も意外とずる賢くて計算高いんだなあといつも感心させられます。

チョコ写真。
歯磨き中のチョコ。
うちではそれぞれチョコのメンテナンスの役割分担がありまして、お風呂とブラッシングは私、歯磨きは佑太、耳洗浄はQBと決まっています。
３年も続けていると各人それぞれの仕事も上手くなるわけで、たまに別の人が担当するとその下手くそぶりが我慢ならないのか、半開きの怒った目で睨まれます。