犬日記

役に立つことは書かれていない日記

2008年の出来事その2とホームベーカリー

ikuko22009-03-25

2008年、結婚をした事が1番大きな出来事だとするならば、1.1番目ぐらいに大きな出来事として、去年の夏頃からワタクシ事務員さんにジョブチェンジいたしました。
ええ、ゲームの話じゃありません、妄想でもありません、リアルの話で契約書に印鑑ついて提出もしました。
人生33年と数か月、ずーーーーっと、『毎朝毎朝、同じ時間に起きるなんてありえない!そんなの人間の体の構造上不可能だ!WHOとFBIの陰謀だ!』とまで言い続けていたのですが、事務員さんに変身することを覚えて早6ヶ月、今じゃ満員電車で立ったまま寝る術まで身につけました。


そんな私の最近のマイブームはホームベーカリーで、ごはん党の私をも唸らせるいい仕事をしてくれます。
どんなに忙しい朝でも、材料の小麦粉と砂糖とバターとイーストを前日の夜に投入しておくだけで、朝には焼きたてのパンが食べられるという、明らかにその精神性にメイドインUSAな香り漂う新型科学兵器。
21世紀の未来を明るくしてくれる世紀の大発明だと、食べた瞬間だけはいつも感動しております。
材料は全てその辺のスーパーで買ってきたものでも、そこらのパン屋より美味しい仕上がりになりますので、パンだけで食べても全然OK、おかずもちょっとでよいという、忙しい朝にも関わらずちゃんとしたものを食べないわけにもいかない時には、これ以上ないほどの実力を発揮してくれる逸品です。
「焼き立てというだけで何ゆえにこんなに美味なのか、これは赫々然々…」という、大学で物理学を専攻していた夫の人のうんちく話をスルーしつつ、朝っぱらから1斤を二人で食べきっています(そのうち2/3は私の胃袋へと流れていくのですが)
ただ唯一困るのが、美味しさを約束してくれるような焼きたてパンのあのいい匂いで、焼くたびにチョコが



「私の?もちろん私のだよね!?」



と朝から大暴れすることでしょうか。
美味しければ美味しいほど、チョコの突き刺さる視線の痛度が上がるのは本当につらい…とかいいつつ、潤んだ瞳でお座りを続けるチョコに



『チョコは犬だから食べられないんだよーん、わーあ、かわいそう、早く人間に変身しておいで〜』



と毎回からかっているのは私です。



チョコ写真。
いい匂いを振りまくホームベーカリーの前から一歩も動こうとしないチョコ。
人間の食べ物など一度も与えた事がないというのに、何ゆえそれが食べ物だとわかるのか。
チョコには不思議がいっぱいです。