犬日記

役に立つことは書かれていない日記

結婚して1年が過ぎたわけですが

ikuko22010-01-19

車が急に止まれないように、人は急には変われない。
というごくごく当たり前の、ごくごく普通の事を、最近の母ヨシコは忘れているようで、結婚した私がきっときちんと生活しているだろうと勘違いしている。
三十ウン年、手塩にかけて最強に最適化された「ダラッと生活するための」生活術や生き様が、微塵も感じられない生活をしているだろうと勘違いしている。
というかしていた。


それが発覚したのは先日、初めて家に遊びに来て我が家の生活ぶりを目の当たりにした時で、家の荒れ模様と相変わらずの私のめんどくさぶりにたいそう驚いていました(その驚きぶりに私は驚きましたが)
多分ヨシコの頭の中はこんな感じなんだろうと推測するに


結婚は絶対しないと言っていたのにした → とり合えず1年も結婚生活が続いている → これは改心したに違いない! → きちんとした生活を送っているはずだ、間違いない!!


みたいな感じなのでしょう
確かに私は過去に「結婚はしない」「誰かと人生や生活を共にするなんて無理」と言いはしました。
しかしそれは


「結婚は(適切な相手が見つから無い限りは)しない」


「誰かと人生や生活を共にするなんて(私みたいな偏った上に自己中で女性ホルモンが枯れかけてヒゲが生えそうな人間とでもオウケイなんていう奇特なオスはいないだろうから)無理」


という意味合いで、括弧の中をめんどくさいのでいちいち説明しなかったに過ぎないのです。
そもそも、何度叱られても引き出しで虫を飼ったり、使用済み生理ナプキン入れや三角コーナーに虫を大量に発生させたり、1週間ぐらいお風呂に入らなくても平気だったり、ゲームに夢中で気がついたら季節が2つぐらい通り過ぎていたり、というあの様々な出来事を思い返せば、だらしなさの根の深さが尋常ではなく、且つ結婚した程度で変るはずがないと思うものです。
にも拘らず、未だにヨシコは夢を見、過去は無かった事になり、近い将来私が改心すると信じて疑わない。
確率的に考えれば、34/35(単位:年)という高いパーセンテージをはじき出している私のだらしない姿を信じるものなのですが、人というのは期待というバイアスがかかるとこうも簡単にクルクルパーになるものなのかと今更ながら感心しています。


だからもしあなたのそばにいる人がある日突然人が変ったように見えたなら、それは単にあなたがその人の事をうまく理解出来ていないか、または宇宙人にさらわれて体をのっとられていると考えるのが妥当です。
早めに原因を解明して、適切な処置を施すことをお勧めします。



チョコ写真。
洗濯物を干す夫の人とチョコ。
干すのが下手な夫の人に


「あのね、こういう干し方はよくないですよ」


と指導中(のように見える)
夫の人が干した洗濯物はいつも微妙なオブジェに形成されていて、どのような干し方をすればあのような仕上がりになるのか不思議です。
ある意味才能なんだろうなといつも思います。