犬日記

役に立つことは書かれていない日記

和の犬のあり方

毛布団子

先日、何気なくテレビを見ながらチョコとソファーでだらけていると、とある美術番組で「日本の犬」を特集していました。
クイール」でも「マーリー」でも、そしてどこに泣けるポイントがあるの?と一緒に見た人から首をひねられる「ボルト」ですら号泣する大の犬好きの私としては(「ボルト」以外は娯楽映画としてもいかがな出来なので鑑賞はお勧めはしません)素早く食いついたわけですが、番組が言うに由緒正しい日本犬「狆」は、着物を着た女性が抱いた時、色や柄に映えるようなコントラストになっているとのことでした。
と言えばあの白黒の長い毛で構成されたブサ可愛い顔で、奴頭というかザビエル頭というかアルシンド頭の犬・・・と、本当に犬好きの言動なのかと疑われるような事を考えつつ番組を見続けていると、検証に着物の女性が狆を抱く映像が映し出されました。
赤や紫、薄桃と色とりどりの着物で実験をしていましたが、どれもとても美しい。
マーヴェラス!ファンタスティック!とひとしきり賛辞を呈した後、ふと横を見るとフガフガ眠りこけるチョコの姿。
そうだった、うちにいるのも和の白黒(ところにより茶)の犬、狆に出来てお前に出来ない事はない!と、ポクポクチーンで閃いた私は、早速着物の代わりとなる毛布を押入れから掘り出しチョコをぐるぐる巻きにしてみたのですが、チョコの白黒コントラストがよろしくないのか、毛布がよろしくないのか、妙にどんよりとした雰囲気になった上、なんだか保護色気味な映像になってしまいました。

ブスッとした顔で怒るチョコに、「テレビってほんと嘘つきだよね〜」と言葉をかけつつ、この猛暑の中しばし毛布団子ごっこをして遊んだのはいうまでもありません。



チョコ写真。
毛布団子にされ目を瞑って怒るチョコ。
怒りの度合いで目の閉じ具合が上がるので、かなりお怒りのご様子。
毛布を解いた後は、またしばらく近寄ってくれませんでした。