犬日記

役に立つことは書かれていない日記

ちびチョコ

ikuko22010-11-04

昨日は、神田古本まつりで掘り出し物を探して1日を過ごしていたのですが、ちょっとお茶でも飲んで休憩するかと、大通りの人込みを避けて裏路地を歩いていると、黒柴のわん(犬)が散歩をしているではないですか。
まだ成犬になる前の、子犬のあどけなさを残す姿に思わず「かわいいぃぃぃぃ」と念を送るが如くがん見していると、わんは私の存在に気付いてテケテケ歩いて寄ってきました。
ラッキー、これは触れるぞ!と思い、飼い主さんに了承を得て触ろうとしたのですが、顔を見るとなんとチョコの小さい頃にそっくりなのです。
チョコに似ている柴犬は今までにも何度か見たことがあって、これが初めての経験というわけではないので、そこまで驚きはしなかったのですが、びっくりしたのはなんとそのチョコ似のわんの名前も「チョコ」だというのです(しかもどっちもメス)
無邪気にじゃれて飛びかかるわんと遊びながら「うちにも黒柴がいて、もう6歳なんでこんなに屈託なく遊ばないんですけど、いやあチョコの小さい頃にほんと似てるなあ」と話すと、「あら、チョコって名前なんですか、この子もチョコなんですよ」と飼い主さんもびっくり。
ますます親近感を覚え、しばらく遊ばせてもらいました。
別れ際には互いのチョコちゃんによろしくといって別れたのですが、見送っている間、歩く後姿までがよく似ていて、なんだか小さい頃のチョコにあったようなそんな不思議な感じがしました。
しょっちゅう神保町をうろうろしている私ですが、またこれでうろつく楽しみがひとつ増えたのは言うまでもありません。



チョコ写真。
机にアゴを置いて、飯をよこせと抗議するチョコ。
どういう思考のメカニズムが働いてそうなるのかはわかりませんが、何か要求する時は必ずアゴを置いてじっとします。
それも位置取りが絶妙で、テレビを見ているとテレビボードへ、床に座っていると背後から肩へ、椅子に座っていると太ももへ、と、教えたわけでもないのに自分が注目を浴びる場所をよく理解しているようです。
そんな図々しいおばちゃん犬のチョコですが、小さい頃はちびチョコみたいにひたすら無邪気でかわいかったものです。
あの可愛いちびチョコも大人になったら、あちこちにアゴを置くようになるのでしょうか。