犬日記

役に立つことは書かれていない日記

順応性には自信あるのですが

ikuko22011-01-05

昨年(といってもついこの間ですが)『SPEC』というテレビドラマを見ていたら、主人公の女の子が手にしているマグカップが目に入りました。
黄色と水色とごちゃごちゃ文字の入ったあの元素表の図柄、どこかで見た覚えがあるなあと思ったら、一昨年の誕生日に夫の人がプレゼントしてくれたペン立ての姉妹品でした。
偶然とはいえ自分が視聴している番組の登場人物が同じ物を持っているなんて何たる奇遇、そういうのって人はちょっとばかり楽しくなるものです。
それでこの楽しい気分をおすそ分けしてあげようと思い、夫の人にその事を話すと、ドラマで使用されていたのはペン立てだったのか?それともマグカップだったのか?と訊ねるので、マグカップだったことを伝えたわけです。
すると夫の人は離れ気味の目を中心に寄せ、かゆい所に手が届かない時のチョコの「いただけない」といったような表情で、それはいけないと口火を切り説明を始めました。


「あの周期表グッズは、あのペン立ての形状だからこそ意味があるのであって、正しい周期表の意味を理解するにはあの配列が重要であるわけで……云々云々」


その後30分以上(話長っ!)にも渡り説明は続いたわけで、深く考えず科学に関する話をこの人に振るべきじゃなかったという事を思い出し、軽く後悔しました。
もう幾度となく経験しては、喉元過ぎたころについうっかりを繰り返していますが、この人の薀蓄癖にはなかなか体がなじまぬといつもいつも思います。

ちなみに誕生日にもらったペン立てを見て私は


「あのね、私はこういうの好きだから嬉しいし楽しいのだけどね、だけど、もし私亡き後、気になる女の子が出来た時、そんでもってその子が私とまったく正反対の女らしくて可愛い人だった時はこういうのあげちゃ駄目だからね、ここテストに出るからメモしときなさい」


と言って聞かせました。
「もちろんそんな事ぐらいわかってるよ〜、来年はもっと女の子らしいものをプレゼントするよ!」と夫の人は言っていましたが、昨年の誕生日プレゼントがTANITAのカロリズムだったことを考えると、その言葉をあまり信用してはいけないような気がするのは、私だけではないと思うのです(全6色ある中から私が好きな青色を選んでくれてはいましたが)



チョコ写真。
一昨年もらったプレゼントを頭にのせられる、一昨年のチョコ。
我が家に来る新しい品物はたいてい頭にのせられてしまう気の毒なチョコです。