4WD
チョコを初めて見た人は必ず
「思ったより大きいね!」
と驚きます。
おそらく日頃目にしている柴犬よりずっと大きいことに驚いているのでしょうが、どれぐらい大きいかってチョコをよく知っている人がしばらくぶりに再会した時、毎回
「あれ?チョコ太った?」
と大きさの変動を疑うほど大きいのです。
しかし飼い主から言わせてもらうと、チョコは決して太ってはいないし、体にしても標準よりはやや大きめではありますが、それよりは足の長さの方がずっと標準からかけ離れているように思います。
それを私は「うちの犬は車高が高い」と言い表すのですが、床に寝転んでチョコを見上げてみると、そのドーリア式の4本足は天高くそびえ立ち、支えているでかいケツと小さい頭の小さい目からは無愛想な視線がまき散らされ相当な威圧感を感じます。
小さき者ならば相当なプレッシャーを感じるだろう事を想像すると、チョコがチワワやダックスフントに接触を試みると逃げられてしまうのも納得です。
チョコ写真。
友達から頂いたチョコレートを自慢されるチョコ。
頂戴頂戴とお座りをしてチョコレートに熱い視線を送り続けるチョコに
「だめー、だってチョコはチョコレート食べたら共食いになるから食べられないんだよ〜ん」
と、理不尽な理由を突き付け、私は知らん顔でぱくぱく。
チョコは最後の1個がなくなるまで座り続けていましたが、それもなくなるとしょんぼりしながらハウスに入ってしまいました。
そんなチョコの姿を見て夫の人は「チョコがかわいそうじゃないか!」と非難しましたが、私が「甘いもの食べると辛い物が食べたくなるよね」と軽くスルーしつつおにぎりせんべいの袋を開けた途端、ハウスから飛び出て猛ダッシュで駆け寄り今度はせんべい欲しいと懇願する黒い獣の姿に唖然としていました。
ニヤリと笑みを浮かべつつ
「女子の演技力を見抜けぬとはまだまだじゃの」
とおにぎりせんべいをバリバリ食べる私の言葉に、今度は夫の人がしょんぼりしたのは言うまでもありません。