犬日記

役に立つことは書かれていない日記

はじめてのクリスマスパーティ

帽子チョコ

夫の人の会社では毎年子供クリスマスパーティとやらを催してくれるそうで、先日、私も顔を出してきたのですが、初めて会社の方たちと顔を合わせる機会でもあったため、「アイプレイテニス」から伸び悩んでいる私の英語力での挨拶ラッシュに冷や汗と脂汗と変な汗を交互にかき続ける目に合いました。
フルマラソン走ってもかかないであろう汗の量に、数日後に迎えた本チャンのクリスマスでは風邪をひいて寝込むという形式美あるオチまでついてしまいましたが、とにかく無事生きて帰っては来られました。



それにしてもパーティと一口にいってはみても国が変わればやり方が違うわけで、雇われサンタのクオリティの高さといい、パーティー会場のおやつがカントリーマアムを4倍ぐらいにしたクッキーとフルーツのみという雑さ加減といい、銘々が好き勝手に食べるわ会場の博物館を見学するわくっちゃべっるわのフリースタイル具合といい、またもカルチャーショックの連続で・・・というより、なんというか想像していたクリスマスパーティとはちょっと違うような(不二家の息がかかってない土地だからクリスマス用のイチゴのショートケーキもないし)
唯一の救いは私がこの歳まで



「クリスマス? パーチー? マーケティングに踊らされるとは貧弱! 貧弱ゥ!・・・ん? 偏屈言ってないで楽しいからおいでよ? だが断る!」



とかいってめんどうな20代の過ごし方をしてきたお陰か、クリスマスパーティと名のつくものを一度も経験したことがないので比較対象がなく、多分これが一般的なクリスマスパーチーというものなのだろうと素直に受け入れる事に成功したことでしょうか。
なんにしろ娘の方はパーティーの数週間前から絵本や町でサンタの人形を見かけるたびに「いい子にしているとサンタさんがクリスマスにウーマ(馬)を連れて来てくれるよ」と呪いの如く散々吹き込んでおいたのが功を奏して、雇われサンタとも知らず輝きに満ちた目で握手をしてもらって喜んでいました、しめしめ。




(「こっ、これは、ほんもんのサンタさんやないか!」と驚く娘と若干やる気なさげな雇われサンタ)



サンタはどうやら3時間のパーティの間ずっと座ったままで、交代でやってくる子供にケインキャンディをあげたり写真撮影に応じたりしていたみたいですが、最後の方はお疲れのようでやる気なさげにノソノソと最小限の動きで労働をこなしている様でした。
そんな姿を観察しつつ「サンタだって疲れる時はあるさ、だって雇われ人間なんだもの」とジャパニーズポエマーみつをのセリフを思い浮かべつつ、親子ともども(夫の人も)生まれて初めて体験するクリスマスパーティなのでした。



チョコ写真。


帽子をかぶるチョコ。
かぶるというか無理矢理かぶらされているので、目が怒ってます。
昔なら


「チョコ〜、かーわゆすかーわゆす」


とおだてると「えへ、そう?」みたいに調子に乗ってくれたのに、おばあちゃんになってからというものどんどん偏屈ぶりが増してきていまして乗ってくれません。
犬も歳取ると面倒な性格になるみたいです。