犬日記

役に立つことは書かれていない日記

ありのままのカナダ

ふてチョコ

カナダ来て早3カ月、今だ毎日豊富なラインナップで色々驚く事はありますが、近頃外を見るたびに驚いているのは



「欧米だってクリスマスに浮かれるじゃん!」



です。



だって日本ではよく聞く口上があるじゃないですか。
『クリスマスにこんなお祭り騒ぎをするのは日本ぐらいなもんだ、本場は家族で厳かに祝ってケーキを食べて教会に行くぐらいだよ、ふふふん』だのなんだの。
若干小馬鹿されてるような雰囲気漂うそんな迷信を長年あちこちで聞いていたせいか「ふーんそうなんだあ」となにも疑わずにこの歳になってカナダにやってきたら、どこの家でもクリスマスにちなんだ派手な飾り付けをしているわ、夜になると電飾でチカチカしまくってるわ、ひと月も前からスーパーではごちそう作りのための材料が特売になってるわ、まだクリスマスまで2週間もあるというのにそれらが60%OFFになってるわ、どう考えてもどんちゃん騒ぎをするための準備としか思えない雰囲気で街は包まれまくっています。それどころかどう見ても熱量が日本より高く戦闘力5万8千ぐらいです、やる気満々です。
むしろ「戦闘力たったの5か・・・ゴミめ」なのは我が家の方で、今だ家の整理に決着がついていないのとミニ怪獣が暴れに暴れてどんどん親のHPを削るので「どうせ1歳8カ月児の記憶になんて残らないし、ツリーは今年も無しにしよう(去年もめんどくさがってどうせ0歳時には〜と無しにした)」と早々と決めてしまい、通常営業の日々を送っています。
窓の外を指さし



「クリスマスの飾りならベランダからなんぼでも見れるからええんじゃ、ほれみてみいあっちもこっちもサンタとケインキャンディとトナカイだらけじゃ、あそこなんか巨大スノーマンもおるぞ!それにあっちの家は・・・・・・なんでミスター・ポテトヘッドとミニオンがコラボしてるのか謎の構成だけど、ま、まあにぎやかでええじゃないか、なあ娘や」



と振り返ると、お気に入りの乗り物にまたがりチョコを追いかけまわす娘の姿(そして逃げ回るチョコの姿)
こう人の話を全く聞いていない、というか聞く能力のなさを目の当たりにすると、遺伝子の脅威を感じずにはいられません。



それともうひとつ、去年日本で大フィーバー、今年はもはや定着している感のある『アナと雪の女王』こと『アナ雪』ですが、これも「本国より日本で大フィーバー」というのをよく見聞きしましたが、少なくともカナダで大フィーバーしております。
ところかまわず子供の出現しそうなエリアには必ずと言っていいほど何かしらのトラップグッズがしかけられていて、親の「心・技・体」が問われるデンジャラスゾーンと化しているあたり、これも日本より熱量が高いと言えるのではないでしょうか。
私は映画を見ていないのでざっくりとしか知識がなく、確か主人公は姉妹でアナとエルサ(雪の女王)ということぐらいしか記憶してないですが、どうやらエルサの方が人気のようで、グッズの9割はエルサ商品です。
ところどころで版権はどうなってるんだろうと思うようなニセモノ感漂うエルサを見かけるたびに、日本のテレビのいう事は本当にあてにならん!とつくづく思います。



チョコ写真。


進入禁止の畳ゾーンのヘリでブスッとしているチョコ。
娘と二人でそこで遊んでいると大変機嫌が悪そうなオーラをゆんゆん発しながら



「別にふててないわよ!寝てるだけよ!」



みたいな感じで寝たふりをします。
呼んでも目をつぶったままですが、耳が反応してるので起きているのがバレバレです。