犬日記

役に立つことは書かれていない日記

ミミズだってオケラだってチョコだって

物差しチョコ

私の愛読書の『MASTERキートン』という漫画の中で、ある話の展開に重要なキーワードとして「犬はため息をつかない」という言葉が出てきます。
登場人物に母子家庭で育った少年が出てくるのですが、彼は激しい言葉の叱責や体罰など1度もした事のない理想的である反面、何かある度に無意識にため息をついて無言のプレッシャーをかける自分の母親に対し、教会で「僕は悪い子です。お母様より犬が好きなことがある」と自らの気持ちを告解し、その理由として犬はため息をつかないからだと話します。
確かに、ため息って知らず知らずのうちに人を傷つけてしまうものですよね。
そういう経験って私にもあります。


つい昨日の事ですが、がっつり昼寝中のチョコがあまりに可愛いもんだから、ついかまいたくなって


「ちょぉくぉ〜ん、かーわゆす、かーわゆす」


と、おもちゃを鼻先にぐいぐい押し付けて遊んでいると、最初チョコはむすっとした顔で我慢して耐えていたのですが、あるところでいきなり起き上がり、10歩ほど歩いて離れたかと思うと怒ったようにその場にドスンと寝て



「フー…」


と大きな大きなため息を私に向かってつきました。
ため息が人を傷つける事は深く共感しますが、それは決して人間に限った事ではありません。
犬もため息をつくし、犬のため息の方がよりへこみます。



チョコ写真。
新しく買った電子手帳とチョコ。


「よーしブログを見てくれている皆さんのために大きさがわかるように写さなきゃ!」


と、フセとマテのコンボを入れて無理矢理撮影したところ、すごく不機嫌なご様子。
もちろん撮影終了時にもでっかいため息をついてました。